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キレイライン矯正で使用する拡大床装置って何?

2020年2月2日

日本矯正歯科学会認定医 歯学博士
増田 丈浩


キレイライン は拡大床があったほうがいいの?
キレイライン で拡大床装置を使用することがあるの知っていますか。

「えー、拡大床ってなに?」

「それ痛いの?」

色々な声が聞こえてきそうです。

矯正治療中の拡大床について説明していきます。

1.拡大床装置って何?

拡大床装置とはどういったものでしょうか。

金属のワイヤーとプラスチック、ネジで構成されています。



想像通りでしたか?

こちらは取り外しができる装置になりますが基本的にはキレイライン と併用して使用します。

また乱暴に扱うと壊れることもありますので注意しましょう。

壊れた場合は矯正歯科医院に連絡してすぐ治してもらいましょう。


2.違和感


違和感はどうでしょうか。

やはり口の中を全体的に覆うので違和感はあります。

ただしある程度すると慣れることがほとんどです。

また話しにくくもなります。

ひとは話すときに舌を動かして話します。

そのため装置があるので舌が動かしにくく話しにくいです。

舌ったらずになることもあります。

ただし段々慣れてきますのでご安心ください。

高齢の方で入れ歯を入れている人も慣れますので若い人であればより適応しやすいです。



3.痛み


拡大床装置に限ったことではないですが矯正歯科治療はある程度痛みが伴います。

歯が動くときにどうしても生じてしまします。

そのため拡大した初日が一番装置もきついため痛みが出ることもあります。

ただしこの痛みも個人差はありますが1週間もするとほとんどなくなります。

  《関連情報》矯正歯科治療の痛みを全てまとめました。対処法もあります!


4.拡大は自分でする

拡大は自分で行います。

拡大床装置の真ん中にネジ穴があります。

この中に細い棒を入れて回すと横に広がるため拡大できます。



上図のように拡大します。

イメージできましたでしょうか。

これは難しくなく誰でもできるため安心してください。

拡大は自分で判断するのではなく矯正歯科医院からの指示がありますのでそれに従ってください。



5.目的


拡大装置の目的は歯の幅を広げることになります。

広げるとどうなるのでしょうか。

広げることによって歯と歯の隙間が空き、ガタガタを治すのに使用します。

症例にもよりますが元々上下の歯列の幅があっている場合は上下とも拡大床装置が必要になります。

ただしこれらをする際はしっかり精密検査を行い診断した上での話になります。

しっかり精密検査をしないところではやらないほうが懸命です。

   



6.歯を削ることもあるの?


拡大床装置を使用してもガタガタが取れないケースは歯と歯の間をわずかに削るストリッピングをすることもあります。

足らない隙間を計算して拡大で補えない場合に足らない分歯を削ります。

 《関連情報》矯正治療で歯を削るストリッピングのメリットデメリットは?

7.拡大床装置は誰でも使用していいの?

拡大床装置は診断がされてないのにするのは絶対にダメです。

歯は骨のあるところしか動きません。

そのため骨がないのに無理やり広げると歯茎が痩せたり場合によっては歯の神経が死んでしまいます。

口の中の状態やCTを撮影して幅を広げるための骨があるかの診断が非常に大事です。

元々歯茎が退縮している人は特に注意が必要です。

5mmも6mmも拡大することは通常できませんのでそのようなことを言う矯正歯科医院には注意しましょう。

ただししっかり診断して骨があるのであればそういう症例ももちろんあります。

どのような症例も拡大するという矯正歯科医院は気をつけましょう。

  《関連情報》矯正歯科を選ぶ際に歯科医師が見る8つのポイント



8.キレイライン の適応症例


拡大床を使用するからといって全てが治るわけではありません。

キレイラインは奥歯の噛み合わせが問題なく軽度のガタガタの症例のみが適応です。

そのため中途半端に矯正歯科治療をすることによって噛み合わせが悪くなることもあります。

 《関連情報》矯正歯科治療で顎関節症にならないようにするためには!!

 

まとめ

キレイラインはお手軽に行える矯正歯科治療です。

ただし拡大床装置の併用があったり枚数が多くなったりすると費用もその分高くなります。

そのためキレイラインを考えるのであればインビザラインも検討してもいいと思います。

 《関連情報》キレイラインとインビザライン の違いを知っていますか!?




最後までご覧頂きありがとうございました。


名古屋で矯正歯科治療のお悩みがあれば無料矯正相談も受け付けています。


なんでもご相談ください。


日本矯正歯科学会認定医 歯学博士


増田 丈浩

 

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