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良い矯正歯科の選び方|歯科医師が見る8つのポイント

2020年1月22日

日本矯正歯科学会認定医 歯学博士
増田 丈浩

 

矯正歯科を選ぶポイント
皆さんはどのようにして矯正歯科を選んでいますか?

 

『そんなの近いところだよ!』

 

『口コミを見て選んでる』


など色々な意見がありそうですが歯医者から見るポイントをお伝えできればと思います。

矯正の認定医


現在日本には歯科医師が10万人ほどいます。


その中で矯正歯科を行う歯医者は何件あるか知っていますか?


実は2万件もあります。


これではどこの歯医者を選べばいいか難しいです。


1つの基準になるのですが日本矯正歯科学会の認定医と言われる資格が実はあります。


この資格を取得するのは学会認定委委員会の審査に合格しなければ取得できません。


ではどんな審査が行われているのでしょうか。


審査には1次試験は10症例を提示し2次試験ではその中の2つの症例に対して口頭試問が行われます。

この厳しい審査を合格した人にのみ認定医という資格が取得できるのです。


この資格を有している人数はおよそ3千人。


もちろんこの資格を持っていなくても上手な歯科医師はいらっしゃいます。


しかしそういった先生を探すのは非常に難しくないですか?


認定医であればある一定の水準はクリアしていると考えて良いでしょう。


次に考えるのが認定医を持っている先生が常勤かアルバイトなのかです。


常勤であれば毎日先生がいるので予約も取りやすいですよね。


アルバイトの先生が来ている歯科医院だと月に1、2回しか来ておらず予約が取りにくいです。


またアルバイトだとたくさんの歯科医院に行っているため責任感も少なく注意が必要です。



顎関節をしっかり見ている

初診で先生が口の中を確認する際に口以外に見ているか?


これが非常に大事になります。


初診では矯正治療の必要性やどのように治療するかを口の中を見た時に考えます。


その際、顎関節に異常があると治療方針が全く変わってしまいます。


なので顎関節のチェックは非常に大事になります。



何を確認するのか?


口を開いて閉じる動き


顎のズレ


顎関節に関係する筋肉の触診


などを見ます。


初診で顎関節を見ない先生は顎関節を重視していないので注意が必要です。


実際に矯正の認定医を持っていてもここを見ている先生は非常に少ないので初診を受けて判断するしかありません。


顎関節を見ないで治療をしても一見キレイに噛みますが機能的に問題が出るため
歯の寿命が短くなります。

      関連情報》矯正治療で顎関節症にならないようにするためには



検査内容


精密検査の検査内容も確認する必要があります。


歯型


口の写真(最低5枚)


顔の写真(最低3枚)


パノラマX線写真


頭部X線規格写真(セファロ)


顎関節の診査


これらの検査は必ず必要になります。


実際にはこれらの検査にはコストがかかってしまいます。


そのため検査をしっかりせずに診断、治療方針を計画する矯正歯科医もいるとのことです。


また頭部X線規格写真(セファロ)をしていない歯医者もたくさんいます。


セファロ分析は診断の核を担うので絶対に必要です。


                 下図 セファロ分析

 

価格が安すぎる


価格が安い場合、患者さんはどうするでしょうか?


もちろん病院に行く患者さんの数が増えると思います。


そうするとどうなるでしょう?


予約がとるのが困難になったり何より一人にかける矯正処置の時間が短くなってしまいます。


またどんどん患者さんが来るので早く終わらせないとパンクしてしまいます。


そのため矯正の質が下がる可能性があるのです。

費用が少し高く出せない場合はデンタルローン という方法もあります。

  《関連情報》矯正歯科でデンタルローン受ける際の悩み9選!



矯正の症例が多いのを自慢する


症例数が多いに越したことはありません。


いろいろな経験を積んでいる証拠ですから。


ただし価格が安いと症例数も増えるのでそこは注意しなくてはいけません。


結論から言うと症例の多さと矯正治療の上手さは比例しません。


どんなに症例数が多くても早く終わらすようなまわす治療をしていれば意味がないのです。


一番大事なのは症例ごとにしっかりフィードバックしているかになります。



話を聞いてくれる


初診の際にしっかり話を聞いてくれるかも大事になります。


矯正治療は年単位になります。


ここができていないと途中何か問題が起こっても聞いてくれません。


実際に話してみて自分に合っているのかも非常に大事です。


長い付き合いになりますからね。


またしっかり説明をしてくれるかどうかも重要ですので合わせて確認しましょう。



メリットデメリットを話してくれる


矯正治療の方法は1種類ではありません。


抜歯をするプラン、抜歯をしないプランなど色々な方法があります。


プランそれぞれにメリット、デメリットが存在するのです。


メリットしか言わない歯科医師は要注意です。


矯正治療だけではないですがメリットしかない治療法などありません。


マイナスの情報もしっかり話してくれるかどうかも矯正歯科医院を選ぶ1つのポイントになります。


矯正の治療計画、治療方法


臨床経験を積んでいる矯正の先生は口の中を見ただけである程度診断し、治療計画の立案が出来ます。


難しい症例の場合もありますが話がコロコロ変わる先生は要注意でしょう。


治療計画がしっかりまとまっていれば費用や治療期間もある程度話すことが可能です。


またどの患者さんにも同じ治療方法の先生には気をつけましょう。


具体的にはまずは拡大装置、プレオルソ、マイオブレース、MRCなど使用するところです。


大体的にホームページでお勧めしてるところが多いです。


歯並びは同じ人は誰もいません。


これは生まれつきの歯の大きさ、顎の状態、ライフスタイル、既往歴などによっ
て異なるので同じ噛み合わせになることはないのです。


その異なった歯並びに対して同じ治療法というのはあり得ません。


まとめ

矯正歯科を選ぶのはやはり難しいです。

知り合いが実際に矯正治療を行なって上手く行っているところを紹介してもらえれば安心ですが中々そういう事も少ないと思います。

そのため矯正の認定医というのは一つの基準になると思います。

また顎関節をしっかり見ている先生の方がより安心でしょう。

そのため一度カウンセリングを受けて判断するのも1つの方法だと思います。


最後までご覧頂きありがとうございました。


名古屋で矯正治療のお悩みがあれば無料矯正相談も受け付けています。


なんでもご相談ください。


日本矯正歯科学会認定医 歯学博士


増田 丈浩

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