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インビザラインのメリット
目立ちにくい
従来のワイヤー矯正は昔よりワイヤーを白くすることができるようになったので昔より目立ちにくくなりました。
しかし完全に気付かれないかと言われるとそこまでには至っていません。
当院で使用しているインビザラインはワイヤー矯正よりかなり目立ちにくくなっています。
本当に近い距離まで来ないとわかりません。
またインビザラインをする場合、歯にはアタッチメントという突起物をつけるのですがこちらも歯の色をしているため審美性に優れています。裏側矯正は審美性も高いですが笑ったりするなど口を大きく開けると裏側の金属部分が見えてしまいます。その点インビザラインであれば口を大きく開けてもわからないので安心です。
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Point1
透明で目立たない
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Point2
口を開けても目立たない
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Point3
金属不使用
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Point4
安全なプラスチック製
取り外し可能
取り外しができるというのは本当にメリットになります。
何故でしょうか?表側矯正も裏側矯正もワイヤーがついていますので歯ブラシがやはり大変です。それによって虫歯や歯周病のリスクがどうしても高くなってしまいます。矯正治療がやっと終わったのに今度は虫歯の治療が始まる…など少数ですがどうしてもあります。その点インビザラインであれば取り外しができるため普段通りに歯ブラシができるのです。これによって虫歯や歯周病のリスクが極めて少なくなります。また食事中に外せるというのもメリットになります。
ワイヤー矯正であればご飯を食べる際に装置が取れてしまうことがどうしてもあります。装置が取れてしまうと治療期間が延びてしまいますがこのようなことがありません。また食事中は装置を外せるのでご飯が美味しく食べられるというのも重要なポイントです。
痛みが少ない
インビザラインは歯を動かす量が1枚のアライナーに対して最大0.25mmと移動量が小さいためワイヤー矯正より痛みが出にくいと言われています。
ただし全く痛みが出ないかというとそうではありません。
歯を動かすことによる痛みは少なからず出てきます。
歯が浮いたような感覚になることが多いですが大体2〜3日すると落ち着いてきますのでご安心ください。
また裏側に装置をつけないため舌が痛いなどのトラブルもほとんどありません。
違和感が少ない
インビザラインはマウスピースなので歯の表面を全て覆っています。そのためワイヤー矯正と違ってぶつかるところがないため違和感はかなり少なくなります。
歯の表面にはアタッチメントという突起物は部分的についていますがマウスピースで覆われているためこちらも問題はありません。
また上下の歯にインビザラインが入るため噛み合わせが高くなりそれによって顎関節症の症状が落ち着くこともあります。
金属アレルギーの心配がない
表側矯正、裏側矯正はどうしても金属を使用します。そのためアレルギーが起きる成分にもよりますが、金属アレルギーがあると矯正治療できない場合も多くありました。インビザラインであれば全く金属を使用しないので今まで歯並びを治したくても金属アレルギーでできなかった人も矯正治療が可能になりました。
ホワイトニングも同時に可能
ホワイトニングは家でするホームホワイトニングと病院でするオフィスホワイトニングの2種類があります。家でするタイプのホワイトニングはマウスピースを作り、この中に薬液を入れて歯を白くするものです。インビザラインはマウスピースのためホームホワイトニングとして使用することも可能になります。ただしタイミングによってはマウスピースを切って治療する場合もあるので使用する時は先生に確認しましょう。
またアタッチメントが歯についていると周りだけ白くなると思われがちですがアタッチメントを外した部位も白くなっているため安心して使用できます。
通院回数が少ない
ワイヤーを使用する矯正は月に1回の通院になります。インビザラインはどうでしょうか?
インビザラインはアライナーというマウスピースを1週間から10日ほどで交換していきます。そのため最初は少ない枚数を渡して通院して頂きます。もし2枚なら20日後になります。患者さんがしっかり装置を使用でき、扱いも問題がない場合は多めの枚数をお渡しします。また交換する日数も問題なければ10日から7日と少なくしていきます。ただしあまり多くアライナーを渡してしまうと歯の動きや生活環境の変化の予測が難しくなるため長くても2ヶ月に1度は来院してもらいます。
また歯を削る治療計画の人は削るタイミングが決まっていますのでその時に来院してもらうようにします。
口内炎ができにくい
インビザラインはアライナーというマウスピースで覆われているので口の中に尖ったものがありません。そのため口内炎ができることはほとんどありません。また食事の際は外してご飯を食べますがその際にアタッチメントがついていて傷つく心配をされる人もいるのですが本当に小さいのでこちらも問題ありません。
ただし製造過程で品質の問題でざらざらするアライナーがたまにある場合があります。その時はヤスリなどで尖っているところを丸めてもらえると快適に使用できます。
インビザラインのデメリット
全ての症例に適応できない
インビザラインには簡単な症例と難しい症例があります。
歯のガタガタや出っ歯、受け口、開咬(前歯が噛んでない)、すきっ歯などは程度にもよりますが矯正歯科治療がしやすいです。
また歯を後ろに移動させるのも得意になります。この『歯を後ろに移動する』によって歯を抜かずに治す治療の割合がかなり増えました。
インビザラインの苦手な症例とは?
インビザラインは傾斜移動が得意なのですが歯を傾けずに移動するのは難しいです。症例でいうと噛み合わせが深い、口元の突出のケースは難しい部類に入ります。ただしアタッチメントをつけるので傾斜せずに移動できますが長い距離を移動する場合は難しい場合もあります。口元の突出を矯正歯科治療する場合は多くが抜歯になるのですが移動距離が大きいので難しいというわけです。
ただし傾斜した場合の対応処置はもちろんあるので先生の力量によって『できるできないの判断基準』が変わってきます。
他院でできないと言われた場合も
ぜひご相談ください!
装着時間を守る必要がある
インビザラインは1日20時間以上の使用が必要になります。規定通り使用できないとアライナーと歯の間に隙間が空いてきます。これは予定通り歯が動いていないサインになります。平均使用時間が18時間を切ると黄色信号になります。
アライナーの適合状態が悪いと追加アライナーといってもう一度設計のやり直しになるため治療が中断してしまいます。
その結果、矯正の治療期間が延びてしまいます。