矯正専門医ブログ

大人の矯正治療の流れ

:2023年12月20日 :2023年1月13日

                    

日本矯正歯科学会認定医 歯学博士

増田 丈浩

大人の矯正治療の流れをお話しします。

 

それでは順番に説明していきます。

目次

1.問診

どのようなことが気になっているか

 
何を医院に対して求めているか

 
矯正治療に対してどんなことに不安があるか

 
ご家族の噛み合わせの状態

 

などをお聞きします。

 

その後、お口の中を拝見させて頂き、写真を撮ります。

 

写真を撮りましたら、現在の状態を説明し、治療方法、治療期間、矯正装置、費用について大まかに説明していきます。

 

もし詳しい検査をご希望されれば精密検査となります。

 

2.精密検査

パノラマレントゲン

セファロレントゲン(正面、側面)


模型

 
お顔の写真

 
顎関節の状態の確認

 

を行なっていきます。

 

精密検査の資料を元にこちらで分析し、2週間後くらいに丁寧に説明させて頂きます。

 

具体的に
矯正の治療方針

 
治療期間

 
使用できる装置

 
費用や支払い方法

 
メリット、デメリット

 

をご説明致します。

《関連情報》矯正治療のリスク、デメリット

 

3.矯正治療

納得され矯正治療を始めるとのことであれば治療がスタートとなります。

 

矯正治療は基本的に月に1回となります。

 

期間は難易度にもよりますが1年半から3年になります。

 

また審美的な治療のみならず顎関節に調和した噛み合わせを作るようにしていきます。

 

ここが非常に重要でどんなに綺麗な噛み合わせを矯正治療で作っても顎の位置に調和していないと全てが台無しになってしまいます。

 

昔、矯正治療をされており、一見歯並びは綺麗なのですが顎の位置にズレがあり、それが原因で奥歯がダメになっている患者さんを何人も見ています。

 

《関連情報》矯正歯科治療で顎関節症にならないようにするためには

 

4.保定

 矯正治療が終わると保定に入ります。

 

歯を並び終わった後はどうしても後戻りしやすい状態になっています。

 

そのため保定装置というものを使用し、後戻りを防ぐようにしていきます。

 

この装置には固定式と可徹式がありますがしっかり使用しないと後戻りしてしまうため非常に大事になります。

 

人にもよりますがおよそ2年を目処に使用していきます。

 

簡単ではありますが大人の矯正治療の流れになります。

 

 

《関連情報》矯正治療後の保定装置(リテーナー)の悩みが全てがわかる!

 

 

最後までご覧頂きありがとうございました。

 

名古屋で矯正治療のお悩みがあれば無料矯正相談も受け付けています。




日本矯正歯科学会認定医 歯学博士


増田 丈浩